ホノカアボーイ

どうして僕たちは　　何かを亡くして、大人になるんだろう。

そんな一言と、音楽に惹かれて観に行きました。
グレープフルーツジュースと、甘いプレッツェルをお供に。

冒頭１０分を見逃してしまうという大失態を犯してしまいましたが…(笑)
そんな事を気にする間も無く、開演早々、私はホノカアに飛んじゃった気分です。

まだ見る人たちの為にストーリーには触れません。
が、わたくしが感じた事を少々。

まるで止まってるように思える程、ゆっくり流れる時間の中で
あまり多くを語らないけど、優しく可愛いらしいひとたちが
おいしい食事と、木を揺らす風と暮らしている。

ポツリ、ポツリと素晴らしい言葉が散りばめられているけど、
響く言葉は人それぞれ違うのかもしれない。
今自分が居る状況や、気持ちの在り方でストーリーは角度を変えるんだと思う。
この映画はあまり多くを語らないけど、だから終って残る気持ちは自分だけのもの。

自分の知らない体の奥のほうがギュッとなったり涙が出るのは
憧れと、焦りと、寂しさと、優しさを一緒に混ぜて受け取ったからかも。

ホノカアは、ゆっくり優しいけれど、切ない場所。
立ち止まる場所、振り向く場所、歩き始める場所。

観た人は、きっとお腹が空きますよ。

ホノカアボーイ、オススメです。

ウクレレを弾くクルクルヘアの男の子がとってもキュート。
あとね、ポラロイドカメラが欲しくなってしまった。

上のリンクから公式ページに飛べますよ～
サイトもキュートで、心地いい音楽流れてます。
photo galleryも見てみておくれやす。